このブログはAI(現在は主に「ChatGPT」)を最大限駆使して生計を立てれるかチャレンジするブログです。
この記事は前回の財務諸表の分析記事の続きになります。
前回は株式投資において貸借対照表で見るべきポイントをChatGPTに確認しました。
今回は財務諸表の「損益計算書」についてChatGPTに確認したいと思います。
損益計算書はどこから取得できるのかChatGPTに確認します。
- Q損益計算書を確認したいのですがどこから取得すれば良いでしょうか?
- A
- 企業の公式ウェブサイト: 上場企業は通常、自社の公式ウェブサイトに財務情報を掲載しています。企業のウェブサイトを訪問し、投資家情報や財務情報のセクションを探してみてください。そこには通常、過去の損益計算書や財務諸表が公開されているはずです。
- 金融情報サイト: 日本の金融情報サイトや証券会社のウェブサイトでは、上場企業の財務情報を提供しています。例えば、東京証券取引所の公式ウェブサイトや、証券会社のオンライン取引プラットフォームなどがあります。企業の損益計算書や財務諸表を検索する機能や、企業のページで財務情報を閲覧できる場合があります。
- 電子開示システム(EDINET): 日本の企業は、財務情報をEDINET(電子開示システム)を通じて公開する必要があります。EDINETは金融庁が運営しており、企業の有価証券報告書(有報)や開示書類を提供しています。EDINETのウェブサイトを訪問し、企業名や報告年度を指定して検索することで、損益計算書などの財務情報を入手できます。
貸借対照表は項目1と2の方法で取得しましたので、損益計算書は項目3のやり方で取得してみようと思います。
電子開示システム(EDINET)から損益計算書を取得します。
EDINETから貸借対照表と同じく「AEON」を参考にサンプルを取得してみます。
EDINETは「提出者/発行者/ファンド/証券コード」のところに企業名や銘柄コードなどを入力すると簡単に検索できるので便利です。
個別にウィンドが開かれるのでそこで損益計算書を確認することができました。
サンプルの取得もできましたので、次に損益計算書の何を確認するべきなのかChatGPTに確認していきます。
- Q株式投資を実施するにあたり企業の損益計算書にて確認するべきポイントはどこでしょうか?
- A
- 売上高(収益): 企業の主要な収入源である売上高を確認します。売上高は成長率やトレンドを分析するために重要です。
- 売上原価: 商品やサービスを提供するためにかかる原材料費や製造費などの売上原価を確認します。売上原価の変動や利益率との関係を評価することが重要です。
- 総売上総利益(粗利益): 売上高から売上原価を差し引いた総売上総利益を確認します。粗利益率や粗利益の成長率を分析し、企業の収益性を評価します。
- 販売費および一般管理費: 商品やサービスの販売や一般管理にかかる費用を確認します。これには広告費、人件費、オフィス費用などが含まれます。これらの費用の変動や比率を分析し、効率性や経営の効果を評価します。
- 営業利益: 総売上総利益から販売費および一般管理費を差し引いた営業利益を確認します。営業利益率のトレンドや利益率の安定性を評価することが重要です。
- 純利益: 営業利益に税金やその他の費用や収益を考慮し、最終的な純利益を確認します。純利益の成長率や利益率を分析し、企業の収益性や持続可能性を評価します。
- その他の要素: これらのポイントに加えて、損益計算書には他の要素も含まれます。例えば、営業外収益や営業外費用、特別利益や特別損失などです。これらの要素を確認し、企業の業績に影響を与える要因を理解することが重要です。
回答項目の内容は全て損益計算書にそのまま数字として記載されているので、特に計算などは不要であることがわかります。
ただし表示される数字を「評価する」という点が素人では難しいと感じますので、この点についてChatGPTにどのような観点で実施すべきなのか確認します。
- Q損益計算書にて総売上総利益(粗利益)を確認しました。
企業の収益性を評価する場合、どのような観点からその数字を評価すれば良いのでしょうか? - A
- 成長率: 総売上総利益の成長率を評価します。過去数年間の成長率のトレンドを分析し、企業の売上高や利益がどのように成長しているかを把握します。成長率が高い場合、企業は市場シェアを拡大し、競合他社よりも良好なパフォーマンスを示している可能性があります。
- 利益率: 総売上総利益を売上高で割った利益率を評価します。利益率は企業の効率性や収益性を示す指標であり、高い利益率は企業が製品やサービスを効果的に販売し、コスト管理を適切に行っていることを示します。業界の平均利益率と比較することで、企業が業界内でどの程度競争力を持っているかを判断することができます。
- 顧客集中度: 総売上総利益がどの顧客または市場セグメントから生み出されているかを評価します。企業が特定の顧客に過度に依存している場合、その顧客の需要の変化や競合他社の攻勢によって企業の収益性が脆弱になる可能性があります。顧客集中度の低減や市場セグメントの多様化が重要です。
- 競合分析: 同業他社との比較を行います。競合他社と比較して総売上総利益が高い場合、企業は市場での優位性を持っている可能性があります。競合他社の戦略や業績を評価することで、企業の収益性が業界全体においてどのように位置しているかを把握することができます。
- 運転資本管理: 総売上総利益の数字だけでなく、企業の運転資本管理も評価する必要があります。運転資本管理が効果的であれば、企業はキャッシュフローを最適化し、効率的な運営を行っていることを示します。運転資本の回転率や現金変換サイクルなどの指標を分析することで、企業の収益性に対するリスクや機会を把握することができます。
評価基準として5つ提案してもらいました。
項目1の成長率については過去のアーカイブから右肩上がり、右肩下がり、もしくは横ばいなのかを判断する必要があります。
項目2は計算が必要で次の式で利益率を求めます。
総売上総利益 / 売上高 = 利益率
高い利益率であることは企業のコスト管理が整理されている根拠の1つになります。
項目3の顧客集中度と項目4の競合分析、項目5の運転資本管理については収益計算書からのみでは判断できないと思われます。
この点についてはChatGPTにどのように求めれば良いのかそれぞれ確認してみます。
- Q企業の顧客集中度を確認するために適切なドキュメントはどれが該当しますか?
- A
- 顧客リスト: 企業が保有している顧客の一覧です。これには顧客の名称、連絡先情報、契約状況などが含まれます。
- 売上データ: 過去の売上データを分析することで、顧客ごとの売上貢献度や収益の偏りを把握することができます。顧客ごとの売上比率や重要な顧客の売上動向を確認することができます。
- 顧客満足度調査結果: 顧客満足度調査の結果やフィードバックをまとめた報告書です。これにより、顧客がどれだけ満足しているか、どの顧客が重要な顧客であるかを把握することができます。
- 契約書や取引履歴: 顧客との契約書や取引履歴を参照することで、顧客の取引規模や重要度を確認することができます。契約の種類や取引の頻度などの情報が含まれます。
こちらはすぐに取得できるデータではなさそうなので別途取得を試みます。
項目4の競合分析についてChatGPTに確認すると、業界の競合他社との比較を実施する形で回答がありました。
項目5の運転資本管理については財務諸表の1つの「キャッシュフロー計算書」を参考にすると回答がありましたので、別記事にて実施します。
損益計算書単体から解ることと、それを元に競合他社と比較する必要性があることがわかりました。
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