
仕事で大変お世話になっている女性の社長さんがいるのだが、彼女から学ぶことは山ほどある。
既に会社を経営して20年の大先輩となる彼女から「リーダーの在り方」について考えさせられた。
この記事は半ばわたしの備忘録として残しておく意味で書いておこう。
ガンダムの世界でも同じような姿勢を持った人間がいたので彼の思考として紹介しよう。
その人物とは「ドレン」である。
ファーストガンダムに登場するジオンの副士官だ。
シャアの元で1年戦争に参戦した人間である。
彼がまた「リーダーとしての名言」を残していたので紹介しよう。
馬鹿野郎、指揮官が真っ先にノーマルスーツを着られるかよ。部下たちを怯えさせてどうなる。
ドレンがガンダムに登場する場面は複数回存在する。
(登場話:第7話・第11話・第32話)
目立つキャラでは無いがシャアからの信頼は厚い人物。
その彼が言ったセリフ「馬鹿野郎、指揮官が真っ先にノーマルスーツを着られるかよ。」がこの話を主旨だ。
このセリフはドレンが部下からノーマルスーツ(宇宙服)を着ませんかと訪ねらた際に答えた。
宇宙空間の戦闘ではすぐ外は宇宙である。
つまり宇宙空間に放り出される可能性があることは死ぬ可能性があるということである。
そこで部下は真面目な提案でノーマルスーツ(宇宙服)を着るように副士官のドレンに訪ねたのだ。
その際の回答が先ほどのセリフである。
今回お世話になってる社長さんから「リーダーの在り方」を考えさせられた時に思い出したのが「ドレン」のこの名言なのだ。
では具体的にどんな人物像が「リーダーの在り方」なのか考えてみよう。
動じない姿勢が組織を強くする
まず人の言葉を借りて言おう。
「グダグダ考える前に目の前のことをこなせ!」
と、話すのは先輩の社長さんだった。
部下のマネージメントについて色々とお話を聞かせてもらった。
その中で部下を持つと見えてくる世界があるのだろう。
「とにかく今の若者は打たれ弱い」とのことだ。
この言葉の意味とは。
本当に些細なことでもすぐに「逃げ」の姿勢を示す人間が多いと言う。
時代だ。
ともわたしは思わなくなかった。
これは以前にも書いたが「気合いだ」や「根性だ」と乗り越えていた時代とは違う時代に突入したことを意味するのだろう。
シャアが見てるのだぞ、シャアが!コンスコンのプライドと選択。
リーダーとして務める社長の目からは「逃げ」の姿勢が目立つ様だ。
ただここで言いたいのは「リーダーの在り方」についてだ。
ではリーダーは逃げてはダメなのか?
それは否。
リーダーは逃げなければならない時はしっかりと「逃げる」と言う判断をしなければならない。
しかしそうなっては「部下」が行う「逃げ」の姿勢とどう違うのか。
そこが今回の話の面白いところである。
部下への配慮がリーダーの強さ
リーダーは逃げても良いが「逃げ」の姿勢を見せてはいけない。
これが今回の話の結論だと言える。
話をガンダムを使って進めていこう。
ドレンは部下からノーマルスーツ(宇宙服)を着用する様に進められ、それを断っている。
この行動とは「ノーマルスーツを着る=逃げを想定している」と考えられる可能性があるからである。
もし「リーダー」であるドレンが鼻から「逃げ」を想定しているとしたら部下の立場として考えてみよう。
それは何とも不安にもなるし、やる気にもならないだろう。
部下は気を使って言った言葉だろうが、リーダーであるドレンはそこまで見越しての発言だったのだ。
これは現実世界でも同じである。
社長に限らず何かのリーダーを担う人間が「逃げ」の姿勢を持った状態だと付いていく人たちはどう思うだろうか。
諦めるまでとは思わずとも「どこか手を抜いても良いや」と言う考えが生まれるはずだ。
なぜなら「リーダーが逃げることを考えている」からと言えるからだ。
もしわたしが同じ様なシチュエーションで部下の立場であれば間違えなくその様に考えるだろう。
人間の考え方は伝搬する。
特にリーダーなど影響力を持った立場の人間であればその効果は大きいのだ。
今回のドレンの発言はそう言った現実社会で大事なことを教えている。
ただ、残念でならないのがガンダムが強すぎてその後戦死してしまうことだ。
つまり断ったことで「死」を確定させてしまっているので逆効果だった。
ガンダムの強さはノーマルスーツを着ようが着まいが関係なかったかもしれないが。
それでも結果的に「死」となってしまっては目も当てられない。
わたしも「勇み足」になっていないか今一度足元を見てみよう。
と思ったら犬のウンコがあった・・・かもしれないのだ。
今日も良い1日を。