
IT業界には横文字が多い。
IT自体も少し前からはICTと呼ばれるようになり正式名称は「Information and Communication Technology」である。
もはや日本人であるが日本語より意味のわかっていない横文字ばかりを使っている状態だ。
そんな中、わたしが最も主戦場とするウェブ関係の用語に誤解されることが多い用語があったのでその意味をしっかり確認しようと思う。
誤解される用語とは「ASP」である。
この言葉の意味の説明によって、相手の職種や趣味がわかるほど混同されやすい。
なぜなら同じ英文字3文字でありながら意味が異なるからだ。
わたしはその両方に携わる仕事をしているのでこの混同をスッキリ解決させておこう。
ASPの意味によって業種がわかる
まず「ASP」と聞いて頭に何が思い浮かぶか考えてみて欲しい。
何も思い浮かばない人には無用の情報になるのでここでこのページは終了された方が時間の無駄にならないだろう。
では、質問をするが「ASP」とは?
この答え、わたしには2つのパターンがある。
Affiliate Service Provider
Application Service Provider
「ASP」にはこの2つの意味がそれぞれある。
つまり同じ「ASP」と聞いてどちらかを思い浮かべるかで職業や傾向がわかるのだ。
Aが「Affiliate」の人はブロガーやアフィリエイター。
Aが「Application」の人はエンジニアやITディレクター。
どちらも「ASP」なので厄介だが内容は全く違う。
そこでこの混同を無くすためにどちらの「ASP」についてもしっかり定義しておこうと言うのが今回だ。
ちなみに、あなたはどちらの「ASP」かな?
ブロガーやアフィリエイターの「ASP」
ではまずは「Affiliate Service Provider」の「ASP」から書いていこう。
名前の通りだが「アフィリエイト」用のサービスである。
具体的な「アフィリエイト」用の「ASP」とはこちら。
まずはこれに登録しておけの代表格であり「ASP」最大のサイト「A8.net」は有名だ。
この他にも「ASP」はたくさん存在する。
「ASP」は本当に多いのでわたしがよくお世話になっている「ASP」だけここでは紹介しておく。
A8.net

※簡単な審査があるが収益率の高い「ASP」である「afb」
afb(アフィb)
※審査なし、高額案件多数が他に比べて多い「ASP」である「インフォトップ」
infotop
この他にも「Google AdSense」や「Amazon」、「楽天」などもアフィリエイトサービスを提供している。
興味がある人は登録してみると良い。
それではアフィリエイターの「ASP」とはなんなのかについて。
それは広告の出店場所のようなものだ。
世の中、生産者→卸売業者→小売業者→消費者という流れが昔からある。
インターネットの世界でも同じで「ASP」は「卸売業者」に相当する。
つまり多くの商品を「生産者」から収集して「小売業者」に提供する立場ということだ。
「小売業者」とはアフィリエイターになるわけだが。
現実の世界もインターネットの世界も物流の仕組みは同じである。
アフィリエイトの仕組みはこちらの記事で細かく書いている。
エンジニアやITディレクターの「ASP」
では次にエンジニアやITディレクターの「ASP」について説明していこう。
その前に先ほどのアフィリエイト用の「ASP」のことは頭から離して欲しい。
でなければ混同するだろうし、理解できないだろう。
なぜなら全く違うからだ。
ではこちらの「ASP」は正式名称を「Application Service Provider」と呼ぶ。
違いは先頭の「A」だけなのだが内容はかなり違う。
アプリケーションサービスプロバイダとはソフトウェアの開発に必要な環境の提供をする業者のことだ。
具体的にどのようなサービスが提供されているのか箇条書きで列記する。
- オープンソース開発のコミュニティ基盤
- 分散ソフトウェア開発のエンジニアリング環境
- 財務会計・経理事務
- 給与計算・総務人事
- グループウェア・社内ポータル
- 営業管理、顧客管理、ICT資産管理(SI支援)
- 販売管理、在庫管理、顧客管理
- ウイルスバスターなどのセキュリティ
- エゴサーチなど
これらのサービスを提供している。
特に組織体が大きな企業であれば「ASP」を導入した方がメリットがあるのだ。
それは経費に対して管理が安易になるので本来の業務に集中できる。
先ほどのサービス一覧を見てもらえばわかるが基本的には裏方作業を踏襲しているサービスである。
この「ASP」を構築したりメンテナンスしているのが我々ITエンジニアになる。
つまり技術者の「ASP」とはアプリケーションなのだ。
具体的にはクラウドサービスによって管理される業務管理だ。
ただ一般の人には業務管理などは必要ないのでほとんどが法人の事務で必要になる機能だろう。
「ASP」の用語の意味
どちらの用語も「ASP」であり混同する可能性はある。
それぞれ説明したが全く違うサービスなのがわかる。
冒頭で伝えたように「ASP」の捉え方でその人の職業が判断できるだろう。
わたしの勝手な判断だがアフィリエイトの「ASP」は商人のサービス。
アプリケーションの「ASP」は技術者のサービスと言ったところだろうか。
内容は違うがどちらもIT業界に属しているのは変わりない。
つまり共通点も多くある。
- IT技術によって作られている
- 市場が拡大し需要が高まっている
- 一般の人の利用者が増えている
「ASP」技術はどんどん拡大していくだろう。
実際すでに使っている可能性は大いにあるのだ。
例えば「Amazon」や「楽天」で買い物をした人は既に「ASP」サービスを使用している。
A8.net

※簡単な審査があるが収益率の高い「ASP」である「afb」
afb(アフィb)
※審査なし、高額案件多数が他に比べて多い「ASP」である「インフォトップ」
infotop
または「Googleスプレッド」や「Dropbox」も「ASP」になる。
このように「ASP」はどんどん日常的になるだろう。
さてわたし自身「ASP」を多用する人間であるがわたしも「ASP」が必要だ。
「あいしゅうさらすパソコンオタク」
もう少しいいネーミングは無いだろうか。
募集してます。
今日も良い1日を。
[…] 【用語】今更聞けないASPの意味は?意味の混同に要注意! […]
[…] 【用語】今更聞けないASPの意味は?意味の混同に要注意! […]