
わたしはプライベートでMacbookを使い、業務で時々Windowsを使う。
昔はプライベートでもWindowsを使っていたが最近はMacbookに頼りっきりになった。
だがその原因はWindowsにあると思っている。
かつてWindowsXP時代はなんとハイテクなコンピューターだと思っていた。
だが、Vistaで色々と驚かされ8や10では驚くことがなくなってしまった。
そう、Windowsから離れるキッカケは「遅い」「固まる」「弱い」と言ったネガティブ情報がつきまとったからだ。
しかしながら、業務ではWindowsを使用する時もあり、昔ながらの癖でWindowsも好きな機種である。
愛着があるという言い方が良いだろうか。
そこで「遅い」「固まる」と言ったトラブルに対して、初期治療を施す術をここで共有しておこう。
Windowsで困ったことがあればお任せあれ。
Windowsの調子が悪い時の初期対応
Windowsを使っていると時折、こんな現象が発生しないだろうか。
ずっとローディングする。
フォルダが薄くなって固まる。
「このプログラムは応答していません。」とういう注意書きが表示される。
などなど。
これらはWindowsあるあるなのでご心配なく。
ただこの現象が頻繁するようであれば一度Windowsそのものの見直しを行った方が良い。
今回はその初期対策を共有する。
Windowsの動作に違和感を感じるときは次の場所を調べるのが定石である。
- 「Cドライブ」のデータ肥大化
- レジストリのクリーンアップ
- アプリケーションの削除
- 添付ファイルの削除
- 履歴の削除
これらの項目に共通するのは「ゴミ」データによる肥大化である。
この肥大化によってOSそのものの動作が遅くなってしまっている可能性は十分にありえるのだ。
ではそれぞれの問題点について真摯に向き合ってみようではないか。
「Cドライブ」のデータ肥大化
Windowsの動作が遅いと感じたならば10中8、9この原因になりえる。
それは「Cドライブ」のデータの肥大化である。
この問題、ITエンジニアであれば原因の対処は簡単であり、また肥大化を防ぐための構造にするだろう。
ただ一般の方が「Cドライブ」のデータ容量を考えながらパソコンを操作するとは考えにくい。
事実、「Cドライブ?はぁ?」と言われるのが関の山だろう。
ではこの問題に対してまずは認識を持って頂きたい。
「Cドライブ」とはWindowsのOSソフトウェアが搭載されているいわばWindowsの心臓が存在する胴体だと思ってもらえば良い。
つまりデータが肥大化するとは胴体が太りすぎて動けない状態だと思えば現象と一致してわかりやすいだろう。
では「Cドライブ」はどれくらいの容量を残してやるべきなのか。
一般的に「Cドライブ」の空き容量は25%以上と言われている。
では「Cドライブ」の空き容量の確認方法だ。
デスクトップの「マイコンピュータ」もしくは「エクスプローラー」を開き、左のエクスプローラーから同じく「マイコンピューター」を選択する。
するとドライブが表示されるので確認できる。
もし確認しづらい場合は上部メニューバーにある「表示」を使ってエクスプローラーの表示を「中アイコン」以上にしてあげればわかりやすい。
もしデータが肥大化していると容量のバーが赤く表示される。
赤で表示されている場合は要対応ということだ。
レジストリのクリーンアップ
この作業が今回説明している中で最も技術者寄りの内容だ。
それは「レジストリ」のクリーンアップである。
もし現時点で「レジストリ?」となっている方がいたらこの作業はオススメしない。
なぜなら「レジストリ」はWindowsにとってとても大事な基盤だからである。
作業ミスで「レジストリ」が破壊された場合、Windowsの動作はさらにおかしくなるだろう。
そこを理解した上で作業を進めてほしい。
「レジストリ」は本当に重要なのでクリーンアップ作業をソフトウェアに行ってもらう。
わたしがオススメするのは「CCleaner」だ。
CCleanerに搭載されている「レジストリのクリーンアップ」作業を行えば一先ずは完了とする。
アプリケーションの削除・一時ファイルの削除・履歴の削除
ここからはWindowsのメンテナンスの意味でもぜひ行って欲しい作業を列記する。
共通しているのは「削除する」ということだろう。
付け加えると「無駄なもの」を削除する作業だ。
アプリケーションの削除
まず最初に「アプリケーションの削除」から実施する。
まずは「コントロールパネル」を操作する。
「コントロールパネル」を開くと項目がたくさん表示される。
初期状態では「大きなアイコン」になっていて項目数が少ないが分かりづらいのでわたしは「小さなアイコン」に変えて表示させている。
この項目の中から「プログラミと機能」を選択する。
するとWindowsにインストールされているプログラムの一覧が表示される。
この一覧を眺めて必要ないアプリケーションをアンインストールする。
意外にも無駄なアプリケーションは多いものだ。
一時ファイルの削除
次に「一時ファイル」の削除をする。
一時ファイルとはどんなものかというとインターネットの閲覧によって作成される「キャッシュ」データなどがこれに該当する。
ではまずショートカットキー「ctrl + R」で「ファイル名を指定して実行」コマンドを呼び出す。
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表示されたウインドに「%temp%」と入力すれば良い。
すると一時ファイルが保存されているフォルダが表示される。
この中にある得体のしれないフォルダやファイルは全て「一時ファイル」になる。
つまりゴミだ。
さぁ今こそゴミは粛清される運命なのだ!
ショートカットキー「ctrl + A」で全選択後に削除「del」を押す。
これで完了。
と、言いたいが実は「一時ファイル」は他にもある。
「C:¥Windows¥temp¥」の下にも同じように「一時ファイル」が保存されている。
これらも同じように粛清されるのだ。
履歴の削除
最後に履歴の削除も行っておこう。
これはインターネットブラウザに起因するもので、ブラウザ上に溜まった無駄なキャッシュをクリアするという作業になる。
ただし、注意しなければならないのは「パスワード」や「ユーザーID」をキャッシュしている場合、それらも削除されてしまう点だ。
つまりパスワードを自動で付帯させている人はこの作業を行う前にしっかり記憶に留めておこう。
でなければ二度とログインできないアカウントが発生してしまう可能性もあり得るのだ。
ではまず「Google Chrome」から。
右上にある縦3点のマークをクリックし「設定」を選択する。
そこから下にある詳細設定の矢印を開いて「閲覧履歴データを削除する」を選択する。
期間を指定する部分を「全期間」で選択して実行すると完了だ。
次に「IE」では右上にある横3点のマークをクリックし「設定」を選択する。
その中にある「閲覧データのクリア」から「クリアする閲覧データ」を選択して「クリア」を実行すると完了。
最後に「Firefox」の手順。
基本的には同じで右上の3本線マークをクリックし「ブラウジングライブラリー」を選択する。
そこから「履歴」→「全ての履歴を表示」すると「ブラウジングライブラリー」が表示される。
そこで表示されているアイコンを全て選択しギアーマークから「削除」を選択すると全て削除される。
これにて一件落着。
ブラウザによって多少やり方は違うが概念は同じ「粛清」だと思ってもらえば良いだろう。
この他にも動作が「遅い・固まる」という原因にウイルスソフトも関係している場合がある。
ウイルスソフトの管理も合わせて行っておくと良い。
わたしも昔はカミーユのように「修正してやる!」と正義感で戦っていた時代がある。
だが今思えばわたし自身が粛清されたようだな。
そんなことを思うと少しはまともになったなと。
今日も良い1日を。