
USBにはある秘密がある。
実は容量が十分にあるUSBであるにも関わらずコピーができない現状が発生する。
その現象を実際に体験することになるとは思ってなかった。
USBにファイルがコピーできないとは何事か。
迷惑極まりないので原因追求と対策をここに共有する。
USBに大きなファイルがコピーできない
衝撃の事実が発覚した。
USBにサイズの大きなファイルはコピーできないという事実。
この事実を知ったのは、4.76GBのイメージをコピーしようとした時に発生した。
このままでは作業が進まないので調べてみると、どうやら原因はUSBのフォーマット形式に依存していることがわかった。
初期出荷時のUSBのフォーマット
調べてみるとUSBのフォーマット形式によってファイルコピーの制限があることがわかった。
その制限とは「4GB以上のファイルはコピーできない」というものだ。
初期出荷時のUSBは「FAT32」形式になっており、この形式だと「4GB以上のファイルをコピーできない」という事実がわかった。
つまり今回の様に4.76GBのイメージファイルをUSBにコピーするには「FAT32」形式ではダメだということだ。
そこでUSBをフォーマットするわけだが、次にどのフォーマットにするのか調べてみた。
4GB以上のファイルはNTFSもしくはMacOS(ジャーナルで)
「4GB以上のファイルをコピー」するにはFAT32以外のフォーマット形式が有効なのだが、果たしてどの形式が良いのか。
WindowsとMacそれぞれで指定できるフォーマットについて調べてみた。
フォーマット形式 | Windows | MacOS | 特徴 |
FAT32(MS-DOS) | ◯ | ◯ |
|
MacOS拡張 | × | ◯ |
|
NTFS | ◯ | × |
|
exFAT | ◯ | ◯ |
|
調査した結果WindowsとMac両方で使用するのであれば「FAT32」か「exFAT」が良さそうだ。
ただ「FAT32」は4GB以上のファイルをコピーできないので「exFAT」を使用した方が良さそうだ。
Windowsだけ使用するのであれば「NTFS」が最も良い。
MacOSだけ使用するのであれば「MacOS拡張」が最も良い。
この様な結論になった。
フォーマットの仕方(WindowsとMac)
それではフォーマットの仕方について。
まずはWindowsから。
WindowsでUSBをフォーマットする方法は非常に簡単。
エクスプローラーでUSBを表示させ右クリックから「フォーマット」を選択する。
この様にフォーマットの形式の選択項目があるので「NTFS」を選択する、
またフォーマットを開始する前に必ず「クイックフォーマット」にチェックを入れておくことを忘れずに。
WindowsでUSBをフォーマットするのはこれだけ。
次にMacbookでUSBをフォーマットする方法。
まずFinderからUSBを選択する。
その状態で「移動」→「ユーティリティ」→「ディスクユーティリティ」の順で選択する。
以下がディスクユーティリティの画面。
この画面上部にある「削除」ボタンを選択するとフォーマット形式がプルダウン表示されるので「MacOS(拡張)」を選択する。
これでMacbookでUSBをフォーマットができる。
USBを購入するときの注意点
今回USBを購入してファイルをコピーまで行ったわけだが。
ここでUSBを購入する上で事前に確認しておいた方が良い点をまとめてみた。
今回のファイルコピーはフォーマットすれば対応できたわけだが、USBの容量や機能はある程度理解しておいた方が良い。
例えばUSBの容量。
最近では外付けHDDはテラ単位が普通になった。
それと同じくUSBも以前の小型パソコン容量程度をもつレベルまで容量が増えた。
使用用途に合わせてUSBのサイズをしっかり把握しておくべきである。
まず一般的に人気のサイズは8GB。
8GBのUSBでも十分に能力は高い。
ただ音楽や画像ファイルを保存したいなら8GBはちょっと心細い。
実際どれくらいのファイルを保存できるかざっくり計算した。
8GBなら「音楽1,020曲 写真 6,144枚」
これが16GBになれば倍になる。
16GBなら「音楽2,040曲 写真12,288枚」
音楽や画像ならこれくらいで十分のパフォーマンスが出せる。
ただ仕事でUSBを使うなら転送速度が早いUSBを選んだ方が良い。
わたしがオススメするのはこちら。
USB3.1シリーズが最も転送速度が高い。
転送速度の比較。
- USB2.0 60MB/s
- USB3.0 625MB/s
- USB3.1 1.25GB/s
全く転送速度が違うので仕事などで使うなら必ずUSB3.1シリーズをオススメしておく。
しかしながら昔はフロッピーディスクでファイル交換をしていたことを考えるとGB(ギガバイト)がこんなに手軽になった時代なんだと気づかされる。
技術の進歩は素晴らしい。
わたしもアップデートされたい気分だ。
今日も良い1日を。