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ウェブディレクター/プログララマーの現役フリーランスが送るガンダム話

逆襲のジェリドの哲学

「悲しいけどこれ戦争なのよね。」スレッガー中尉から学ぶ人生。

投稿日:2018年9月13日 更新日:

悲しいけどこれ自由なのよね

わたしがガンダムで最も好きな名言から学んだことを書いてみよう。

わたしが最も好きな名言とはこれだ。

「悲しいけどこれ戦争なのよね。」

ガンダムファンなら当然聞いたことがあるだろう名言。

言葉を発したのはスレッガー・ロウ中尉だ。

初代機動戦士ガンダムに登場し、ソロモン攻略戦でこの言葉を残し見事な人生を遂げた人物。

ただこの言葉は現代社会にも大きく当てはまる哲学的な要素がふんだんに含まれていると解釈した。

そこで今回はわたし自身が気に入っている名言をとことん表現してみることにしよう。

機動戦士ガンダム「ソロモン攻略戦」

まずは言葉の背景を共感してもらうために名言を発した場面を回想してみよう。

舞台はソロモン攻略戦。(ガンダムの第35〜36話での展開)

一年戦争末期に当たる重要な作戦となったソロモン攻略戦。

地球連邦軍はジオン公国と最終決戦に挑むべく宇宙空間で重要な拠点となるソロモンの攻略を決行する。

ジオン公国は地球連邦軍から攻められる側になり、本拠地サイド3への進軍を阻止すべくソロモンで戦うという展開だ。

両陣営にとって非常に重要で大きな戦いとなったソロモン攻略戦はとても2話完結できないレベル。

地球連邦軍は新兵器ソーラ・システムを導入し、数で勝る陣営により戦況を有利に進める。

そんな中、ソロモンの放棄を決断し立ち上がった男が「ドズル中将」である。

彼の操るビグ・ザムが超強いという展開で話が進んでいくシーンだ。

そんな超強力なビグ・ザムを目の前に捨て身の特攻を行ったのが今回の主役「スレッガー中尉」である。

強力なビグ・ザムの弱点を見抜くも自分の死を悟るかのようなセリフ「悲しいけどこれ戦争なのよね。」と言う名言を残し特攻をかけ絶命する。

ここの展開は初代ガンダムの中でもハイライトだ。

そして最終的にガンダムによってドズル中将が操るビグ・ザムは倒されるわけだが。

「生」への執着を捨てた男たちが残す印象

ソロモン攻略戦についてはもっと色々と書きたいところだが、今回はこの戦場で生まれた名言「悲しいけどこれ戦争なのよね。」にフォーカスして書いてみる。

ガンダムの世界は戦争の世界。

戦争では自分が生き残るために相手を殺す選択をせざるを得ない世界観だ。

極端な選択肢しかないからそこ、メッセージ性がある。

その代表的なセリフがこの「悲しいけどこれ戦争なのよね。」という言葉に表れている。

この言葉が含む意味とは。

作戦を成功させるには「何か」を引き換えなければならないと示唆している。

この「何か」とはこの場合「死」を予期させるものだ。

では、スレッガーは「生」に対して何も執着はなかったのか。

そうは思わない。

スレッガーはソロモン攻略戦前にホワイトベースクルーの1人ミライと恋人関係のような間柄になっていた。

ミライとスレッガーの間柄

人間、自分を大切にしてくれる人がいるだけでどれだけ幸せだろうか。

同時にその幸せを失うことほど悲しいことはない。

この幸せを知っている人間が「生」に執着しないとは思えない。

しかしソロモン攻略戦におけるビグ・ザム出撃の状況では「生」に執着する意味で特攻するしかなかったのかもしれない。

ビグ・ザムの破壊力をそのままにしては損害が大きくなると判断しての言葉だからだ。

結果的には言葉どおり悲しい戦争の1シーンになるが、スレッガーの印象は強い。

また逆にジオン側も同じく男がいた。

戦況から自身の「死」を感じ、部下に妻子を預け逃げるように指示し、自身は特攻をかける。

「ソロモン」という拠点を捨てて特攻したドズルも「生」への執着を捨てた行動を取った人物と言える。

ビグ・ザムによる圧倒的な破壊力で善戦するも、予期せぬ勇者に阻まれた。

その勇者とは「生」への執着を捨てた男だろう。

この「生」への執着を捨てたスレッガーもドズルも強かった。

また同時に大きな印象を残した。

強い。

何かを得ることは何かを失うことである

ガンダムの世界は戦争であるが故、平和な現代とリンクさせにくいかもしれない。

ただ物事は戦争だろうが、小さな決断だろうが同じだと思っている。

物事を判断するときによく考える言葉がある。

何かを得ることは何かを失うことである

決断を迫られた時に、この言葉が強く響く。

両方手に入れたいとか、両方手に入れれると言う人もいるだろう。

ただ世の中、そうなっていない。

神が人間に2本の腕しか与えなかったからだ。

どんなに願っても3本目の腕は生えてこない。

生えているならバケモノ呼ばわれされるだろう。

つまり何かを得るなら何かを手放す必要がある。

何かを手に入れるということは何かを失うということを自覚しなければいけない。

悲しいけどこれ自由なのよね。

わたし自身、この言葉の意味を自覚したのは「集団」から外れてからだ。

それまでは集団の中に生きていた。

居心地が悪いことを集団のせいにして「自由」を求めた。

その頃のわたしは「自由」を手に入れようとする代わりの「何か」を手放すことに躊躇していたのだ。

そして苦しかったのはその「何か」を自覚しなかったことだろう。

面白いのは人間、居心地の悪いものは、心の奥底ではわかっているが目を背けようとするのだ。

だから意識で自覚したくないものなのだ。

そこを認めるまでに時間がかかった。

一見「自由」とは聞こえがいいが、実は「自由」の中にある失うものもしっかり自覚しておかなければならない。

自由になるとは、全ての責任を自分で負うことだ。

自由なのに責任は取りたくない。

このような思考は苦しみを産むだけだと気付かされた。

自由を手にするなら無責任を手放す必要がある。

逆に無責任を手にするなら自由を手放す必要がある。

集団に依存することは無責任とは言わないが、最終的な責任は集団のトップになるからだ。

つまり都合の悪いことを「人のせい」にすることができるのだ。

実際は「人のせい」にできないのだが・・・。

しかしながら我々は恵まれている。

これが70年以上前の戦争時代ならこんな天秤を持つどころか考えることすらできなかっただろう。

それに比べれば今は何を選択しても良い。

本当に自由で生きやすい世の中になった、、、はず。

が、自殺や鬱が多い世の中になっている。

この原因はまさに「自由」を手に入れる代わりに捨てなければならない「何か」に執着してしまっている真実だろう。

今が辛いと思うことがあるのなら、その「何か」に執着してしまっていることをまず自覚することだ。

どんなに落ち込んでいても、人は「何か」を手放すとスレッガーやドズルのような強力な人材になると信じている。

今は・・・と思うなら、

苦しいと思うなら、

そんな時は一言自分自身に言ってあげればいいのではないか。

「悲しいけどこれ自由なのよね。」

って。

今日も良い1日を。

      

-逆襲のジェリドの哲学

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