
先日より使っているGoogle Chromeが時折変な動きをする。
それは決まってこのサイトへリダイレクトされてしまうという現象だ。
(このサイトにアクセスしないでください、ウイルス感染しても責任はとりません)
そのサイトとは「Oleobet.com」というよくわからないサイト。
調べてみるとほかの人も「Oleobet.com」もしくはその他のサイトへリダイレクトされてしまっているようだ。
再現性はかなり低いのだが、時折発生してリダイレクトされ自動で画面が遷移される。
超煩わしい上に、調べてみるとウイルス感染の可能性があるわけだ。
なに!ウイルス感染だと!!
感染経路は不明だが、知らず知らずのうちにマルウェアがインストールされている可能性があるのだ。
同じ事象を患っている人には有効な手立てであることを期待すべし。
マルウェア駆逐ソフトがマルウェアの可能性
早速マルウェアとわかった以上、対応しなければならない。
そこで「マルウェア 駆除 ソフト」などと検索をしてみる。
するとたくさん無料のソフトウェアが候補として上がってくる。
いくつかインストールしてスキャンを実行し、マルウェアを駆逐し、この現象を解決しようと試みた。
ところがだ。
事ある毎に全く改善されない。
それどころか決まってこのソフトウェアのインストールを推薦される。
悪名高い「MacKeeper」の推薦状。
そう、うんざりさせられるだけなのである。
さらにMacbook用のウイルスソフトはそこまで充実してない。
いくつかのソフトウェアを試してみた。
インストールしたのちにスキャンを実行。
すると悪意のあるファイルとして検出されるのだが、いざ駆逐しようとしても駆逐されない。
なぜか駆逐結果は失敗する。
そして決まり文句のごとく「〜Proの購入」という導線が引かれる。
これが商売なのだ。
確かに無料で作業を行なっているので何も文句は言えない。
だが、時間の無駄なのは明白。
時は金なり。
それをわかっているビジネスマン諸君よ、スキャン後の導線で「〜Proの購入」という後出しジャンケン、且つ時間泥棒はやめていただきたい。
という事で解決に至らなかったのが事実だ。
わたしは使用してないがWindows版のウイルスソフトは充実しているように見える。
ただし、Windows版は多くとも同じように「〜Proの購入」という有償版の導線は避けられないだろう。
それがこの業界の常識なのだ。
Google Chromeでリダイレクトされるウイルスの対処方法
では有償版を手にしなければリダイレクト問題は解決しないのだろうか。
それが実はそうではなかった。
ちゃんと問題の解決策はあったのだ。
しかも無料で解決できるのである。
それなら先に知らせてほしいと思うだろうが、まずはセキュリティ業界の常識を知ってもらうために長々と文句を書かせてもらった。
では、気を取り直して本題へ入ろう。
Google ChromeはGoogle社が提供しているウェブブラウザである。
今や世界トップシェアの優秀なウェブブラウザだけにセキュリティ面も重要だ。
もし仮にGoogle Chromeからの閲覧に脆弱性があればGoogleにとっても大きな痛手である。
つまりこのリダイレクト問題に一番神経を使うべく会社はどこか。
そうGoogle社なのである。
つまりリダイレクト問題の解決方法もやはりGoogle社が提供しているものが一番なのだ。
そこで調べてみるとしっかりGoogleが提供している解決方法があった。
それがこちらだ。
望ましくない広告、ポップアップ、不正なソフトウェアを削除する
こちらの内容に沿ってわたしもGoogle Chromeを修正した。
それ以降、リダイレクト現象が再現することは今のところない。
無事に解決したようだ。
100%の解決保証はないとのことだが、Google Chromeを提供しているGoogle社が提供している解決方法なので右に出るものはないだろう。
他はほぼ有償版の購入か「MacKeeper」のインストールに尽きる。
Google Chromeの設定をリセットする前にバックアップ
上記のやり方はGoogle Chromeの設定をリセットするやり方なのだが、ここで注意点がある。
設定をリセットするということは全てを初期化するということ。
つまり自分の好みにカスタマイズした設定も全て元に戻ってしまうのだ。
カスタマイズしたばかりであれば覚えているだろうが、カスタマイズしてから久しい人であれば何を設定しているか事前にチェックして記憶させておかなければ全てが消える。
特に「拡張機能」を使用しているのなら注意されたし。
またGoogle Chromeブラウザにパスワードなどを記憶させているのであればこれも対象になる。
パスワードを忘れて入れなくなったではシャレにならないアプリもあるだろうから。
これらの問題を安全に解決できる方法がある。
それはGoogle Chromeの設定を丸ごとバックアップするという手段だ。
やり方はアドレスバーに「chrome://flags/#password-import-export」と入力する。
するとブラウザに保存されているパスワード情報を「Import」や「Export」できる項目が現れる。
これでブラウザに保存されたパスワード情報をCSVファイルでローカルに保存できる。
情報をバックアップした後に、ブラウザの設定を初期化し、CSVファイルをインポートすればパスワード情報は保存されたままだ。
また目視でパスワード情報を確認することも可能だ。
アドレスバーに「chrome://settings/passwords」と入力すると設定画面から保存しているパスワード情報がウェブサイト毎に管理されている。
通常であれば「*」で非表示されているが表示するのはわけない。
さすが世界トップシェアのウェブブラウザ。
次の手までしっかり考慮された作りになっている。
この手のリダイレクト以外にも被害が生じた。
合わせてこちらも確認してみることをオススメする。
WordPressの記事に勝手にスクリプトが挿入される問題を解決!
しかしながらリダイレクトされるのならもう少し嬉しいサイトへ連れていっ・・・
今日も良い1日を。